「リバプール、懐かしさを感じました」、『BACKBEAT』加藤和樹インタビュー(上) | アイデアニュース

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「リバプール、懐かしさを感じました」、『BACKBEAT』加藤和樹インタビュー(上)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2019年5月16日

ビートルズの創成期を描いた舞台『BACKBEAT』が、2019年5月25日(土)から6月9日(日)まで、東京芸術劇場プレイハウスにて上演されます。当初、5人編成だったビートルズのベーシストで、メジャーデビュー前に21歳で夭折したスチュアート・サトクリフ役を戸塚祥太さんが演じ、学生時代からのスチュアートの親友で、彼を敬愛していたジョン・レノン役を加藤和樹さんが演じます。4月上旬に加藤さんにインタビューし、作品について様々な角度から伺いました。

加藤和樹さん=撮影・岩村美佳

加藤和樹さん=撮影・岩村美佳

――台本を読ませて頂きましたが、すごくおもしろいですね。事実に基づいた物語ですが、テンポもいいなと思いました。

勢いのある作品だなと思いますね。場面展開も多くて、めまぐるしいです。昨日ビートルズメンバーと夏子さんで全体で本読みをして、そこからビートルズ周りの演奏シーンの当たりを全曲やりましたね。戸塚さんはいなかったんですが。

――稽古場にあれだけのバンドセットがあるというのがこの作品ならではですね。

そうなんです。常にありますから。

――まず、この作品のオファーを受けて、ビートルズの創成期を描いた作品というのは、率直にいかがでしたか?

「とんでもないことをやるな」と思いましたね。

――ジョン・レノン役をやるというのは?

無理、無理、無理って。正直、無理だと思いました。だって、ジョン・レノンですよ(笑)。みんな知っていますし、イメージというものがすごくあるし、そんな伝説のバンド、伝説の人物をやるなんて。今までも実在の人物を演じることはありましたが、ここまでインパクトのある人物を演じることはなかったですし、ミュージカルで歴史物をやっても、実在したかわからないような人物が多かったので。

――『レディ・ベス』のロビン・ブレイク役や、『1789-バスティーユの恋人たち-』のロナン・マズリエ役のような。

イメージは大事にしながらやりたいと思っていますが、さち子さんもおっしゃっていますが、10代のころの、まだビートルズになりたての彼らの物語なので、世間一般の人たちが知っているマッシュルームカットのビートルズではなく、若さのあふれる、とてもエネルギッシュな彼らの姿を僕らは今回切り取って演じるので、そういう意味では、ある意味自由がきく部分はあるのかなと思っています。

――どのくらいジョン・レノンについて調べましたか?

ジョン・レノンというよりは、ビートルズやあの頃の時代を知るために、さち子さんと上口耕平と一緒にロンドンのリバプールやビートルズミュージアムに行って、彼らが演奏していた場所、キャヴァンやガスパ、お墓参りにも行って、彼らの足跡をたどりました。もちろん、彼らがどういう道筋をたどってきたかというのは、知れば知るほどキリがないんですよね。

<取材協力>
ヘアメイク/江夏智也(raftel)
スタイリング/立山功
グレージャケット¥44,000、Tシャツ¥17,000、パンツ¥38,000、靴¥86,000
以上全て(The Viridi-anne tel 03-5447-2100)

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、加藤和樹さんが演じるジョン・レノンの人物像や歌い方について、トータルで20曲ぐらいあるという曲について、実際に訪れたリバプールについて伺ったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。5月17日(金)掲載予定のインタビュー下では、スチュアートを演じる戸塚祥太さんについて、インタビューした時期に実施されていたツアーについて、加藤さん自身の音楽活動などについて語ってくださったインタビュー後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■(ジョン・レノンは)一番世の中に対して怒りを感じていた

■バンドのグルーヴ感は、もう生まれつつある

■ジョンの歌い方は、すごく暴力的で、本当に喉を潰すんじゃないかと思う

■(リバプールでは) ただひたすら音楽を聴いていたり、眺めていたり

<舞台『BACKBEAT』>
【東京公演】2019年5月25日(土)~6月9日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
【兵庫公演】2019年6月12日(水)~6月16日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【愛知公演】2019年6月19日(水) 刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
【神奈川公演】2019年6月22日(土)~6月23日(日) やまと芸術文化ホール メインホール
公式サイト
https://www.backbeat-stage.jp/

<関連リンク>
『BACKBEAT』公演詳細(ステージゲート)
https://www.stagegate.jp/stagegate/performance/2019/backbeat/
加藤和樹 Official Web Site/ASSIST
http://www.katokazuki.com/
加藤和樹 twitter
https://twitter.com/kazuki_kato1007

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加藤和樹さん=撮影・岩村美佳

加藤和樹さん=撮影・岩村美佳

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. ダンボ より:

    岩村さんの撮った加藤さんのお写真が好きです。
    後半もこれから拝読します。

  2. PEKO より:

    今日からいよいよ始まりますね!記事を読んでより楽しみになりました。兵庫迄、お預けですが早くみたいです。

  3. アキコ より:

    ビートルズを舞台でと聞いて、どこまでのめり込めるか躊躇していた部分がありましたが、このインタビューを拝見して切り口の違いに俄然興味が湧きました!

  4. りかりん より:

    ビートルズというあまりにビッグな存在を今までにない新しい角度から表現してくれる舞台BACKBEAT。いつも必ずこちらの期待をはるかに上回る演技や歌で驚かされてきた加藤和樹さんがジョン。今回も全力で向き合っておいでの様子がつぶさにわかるインタビューありがとうございました。後編も楽しみにしております。

  5. バジリコ より:

    最後まで興味深い話ばかりでした。
    私も当然BEATLESの曲は知っているし、自分の中に大体のグループやジョン・レノンに対するイメージもありました。
    でも今回のインタビューを読んで、BACKBEATではそのイメージとは全く違う姿を観ることになるんだと覚悟みたいなものができた気がします。
    舞台がより楽しみになりました!
    素敵なインタビューをありがとうございました。
    後編も楽しみにしています。

  6. ちゅーた より:

    加藤和樹さんのお芝居、観る毎にいいな!
    って実感します。
    インタビュー記事を拝読して、更に舞台を観てみたくなりました。

  7. ゆい より:

    いつも楽しく興味深く読ませていただいています。
    私は加藤和樹さんのファンなのですが、舞台上演の際よくインタビューしていただいていつも掲載が発表されると楽しみに待っております。
    岩村さんのインタビューの切り込み方も知りたかったところが多く、また写真もキメすぎてない表情を毎回切り取ってくださるので嬉しいです。
    後編の更新も楽しみにしております。

  8. りい より:

    素敵な記事をありがとうございました。10代の荒削りな頃のビートルズが楽しみでなりません。後編も楽しみにしています。

  9. ピーチ より:

    加藤和樹さんの誠実なお人柄や作品が仕上がる空気が感じられました。お写真も全部素敵です。

  10. ぴーちりーふ より:

    いつも、素敵な記事、写真をありがとうございます。毎回、掲載を楽しみにしております。読み応えがあり、観劇がいっそう楽しみになりました。後半の記事も楽しみにしております。

  11. きゃら より:

    BACKBEATについてはビートルズ自体にあまり知識がないのですが誰もが知るビートルズの創成期を垣間見れる舞台、それもストプレながら20曲も生演奏する舞台ということで期待が膨らんでいます。
    和樹さんがどんな風にジョン・レノンという役に向き合うのか楽しみでなりません。
    このインタビューを見て、益々そう思いました。

  12. kyo より:

    加藤和樹さんが、ジョンレノン役を演じるにあたっての想いや、リバプールで感じた気持ちなどを知ることができ、大変読み応えのあるインタビューでした。掲載されているお写真もどれも素敵です。
    後半も楽しみにしております。

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