1965年11月9日に北アメリカとカナダを中心に起こった大停電(ニューヨーク大停電)をモチーフにしたロマンティックな群像劇ミュージカル『Fly By Night~君がいた』が、シアタートラムで2020年9月1日(火)から9月13日(日)まで、横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールで9月19日(土)から9月22日(火・祝)まで上演されます。出演は、内藤大希さん、青野紗穂さん、万里紗さん、遠山裕介さん、内田紳一郎さん、福井晶一さん、原田優一さんです。3月30日に新ビジュアルが、4月13日にプロモーション動画(PV)が公開されましたので、ご紹介します。
こちらは、ミュージカル『Fly By Night~君がいた』プロモーション動画です。
<Story>
1964年11月9日。母の葬儀を終えたハロルド(内藤大希)とその父・マックラム(福井晶一)。ハロルドは遺品の中にギターを見つけ「母さんはギターを弾いていたの?」と驚きつつ、形見として持ち帰ることにする。一方すっかり気落ちしたマックラムは、妻が大好きだった「椿姫」のレコードを聞きながら毎日を無為に過ごすようになる。ちょうど同じ頃、人口1000人ほどの田舎町サウス・ダコタで暮らしていたダフネ(青野紗穂)は、女優を目指してニューヨークに行くことを決意。姉のミリアム(万里紗)に一人では心もとないからと泣きつき、母を説得。姉妹は一緒にニューヨークで暮らすことになる。行動的なダフネは洋服店で働きながらオーディションを受ける日々を過ごすが、あるとき、店の近くのサンドイッチ屋で働いていたハロルドと出会い恋に落ちる。ミリアムは星や宇宙が大好きな内気な女性。そんな彼女が唯一他人と繋がれるのは、カフェでウェイトレスをしているとき。ある日、ダフネがオーディション会場で若手劇作家のジョーイ(遠山裕介)に見初められ、新作ミュージカルの主役に抜擢される。その稽古に明け暮れるうちハロルドとすれ違い始めるダフネ。ミリアムは、突然現れた占い師(原田優一)に未来を予言されるが、その中に出てきた恋人の条件に合致するのはなんとハロルド。彼女は自身の気持ちに戸惑い田舎へ逃げ帰ってしまう。 サンドイッチ屋のオーナー・クラブル(内田紳一郎)は今日も、優柔不断なハロルドに発破をかけている。孤独を募らせたマックラムはある決心をする。そして 1965年11月9日、ニューヨーク大停電が起きた。
<Character>
■ハロルド:サンドイッチ屋で働く青年。母親を亡くしたばかり。サンドイッチ屋で働く以外の人生を見つけたいと悩んでいる。
■ダフネ:サウス・ダコタの田舎町から女優を目指してニューヨークにやってきた野心的な女の子。
■ミリアム:ダフネの姉。内気で信心深く星を眺めるのが好きな素朴な女の子。
■ジョーイ:ニューヨーク生まれニューヨーク育ちの若手劇作家。名門一家の中で自分は落ちこぼれだと感じている。
■クラブル:ハロルドが務めるサンドイッチ屋のオーナー。若い頃は空軍で航空管制官をやっていたらしい。
■マックラム:ハロルドの父。最愛の妻を亡くし心の拠り所を探している。
■ナレーター:物語の時間軸を動かす。あらゆる瞬間に突如出現する。
<Introduction>
■迷い込んだ星空の下、希望を求めて
誰だって生きていれば一度くらいは人生の迷路に迷い込んでしまうことがあります。 でも、そんな暗がりの中でも人は空を見上げ、輝く星を頼りに再び歩き始めます。 道標となるのは親や兄弟、友人や同僚、恋人や配偶者だったり、今はもう側にいない誰かなのかも知れないけれど・・・その誰かに巡り会えたおかげで、今日もまた私たちは希望を胸に前に進んでいける、そんな気がするのです。
■実際に起こった大規模停電をモチーフに描かれる群像劇ミュージカル
この物語は1965年11月9日に実際に北アメリカとカナダを中心に起こった大停電(ニューヨーク大停電)をモチーフにしている。この停電で実際に約2500万人に及ぶ人々が暗闇の中で12時間過ごす事になったという記録が残っているが、はっきりとした原因は不明で、「UFOの攻撃があった」という話が都市伝説のように残っているほどの大事件だったという。極寒のニューヨーク、寒さと暗闇の中で人々は混乱し信号の停止で交通事故も多発したというが、ある場所では寄り添い暖をとりあったり、人が文明の利器を離れ互いを支えあったというエピソードも残っている。
■ミュージカルとストレートプレイの融合:ミュージカルドラマ・シリーズ
conSept が提示するミュージカルドラマ・シリーズはストレートプレイを観るような感覚で観劇できるミュージカルスタイルを目指しています。第4弾となる本作ではミュージカル『レ・ミゼラブル』のマリウス役(2017年・2019年)などで活躍する内藤大希が主人公・ハロルドとしてconSept 作品に初主演。その父親役を演じるのは『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンとしても活躍する福井晶一が、今度は内藤と実際の親子を演じます。ダブルヒロインのダフネとミリアムに様々なジャンルの舞台で活躍目覚ましい青野紗穂と万里紗。ダフネに恋する新進作家にミュージカル界で急成長著しい遠山裕介。またハロルドの第2の父親的な存在であるサンドイッチ屋のオーナー・クラブルには自由劇場出身の内田紳一郎。そして物語を進行するナレーター役に近年、演出家としても活躍する原田優一。 日本語上演台本・訳詞・演出を2019年度の読売演劇大賞で優秀作品賞を受賞したばかりの板垣恭一。音楽監督を同賞で上半期スタッフ賞にノミネートされた桑原まこが務めます。
■Fly By Night とは?
よく使われる意味としては「夜間飛行」「夜逃げ」「胡散臭い」などの意味がありますが、一方で「束の間の」「刹那の」という意味も持つ言葉。物語の中にこの言葉がどのように散りばめられているのか、というところも楽しんでみてください。
<ミュージカル『Fly By Night~君がいた』>
【東京公演】2020年9月1日(火)~9月13日(日) シアタートラム
【神奈川公演】2020年9月19日(土)~9月22日(火・祝) 横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール
公式サイト
https://www.consept-s.com/fbn
<チケット>
[チケット発売日] 東京公演、横浜公演共通
●主催者先行発売:4月15日(水)
●世田谷パブリックシアター先行発売:
友の会先行=5月23日(土)
せたがやアーツカード先行=5月24日(日)
●プレガイド先行発売:5月25日(月)
●一般発売:6月28日(日)
[チケット料金]
9,000円(全席指定・税込)
<関連サイト>
Twitter
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