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YouTubeで学ぶ英語:(104)パンデミックでも乳ガン検診をためらわないで

筆者: 松中みどり 更新日: 2021年10月23日

連載「YouTubeで学ぶ英語」の第104回です。10月は、乳ガンの啓発月間で、乳ガンの正しい知識を広め、早期発見のために検診を受けようと呼びかけるキャンペーンが世界中で行われています。しかし、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)パンデミックの中、受診をためらったり、先延ばしにする人が多いそうです。そのことに警鐘を鳴らす動画と、新型コロナワクチン接種後の乳ガン検診に関する注意喚起の動画を見て、学んでいきましょう。

VERIFY: Can the COVID-19 vaccine lead to a false-positive mammogram?=YouTubeチャンネルWCNCより
VERIFY: Can the COVID-19 vaccine lead to a false-positive mammogram?=YouTubeチャンネルWCNCより

※動画は文章に合わせた位置から再生されます。一度再生した後にもう一度指定位置から再生したい場合は、ページ全体を更新してから再生してください。

COVID-19の感染が心配で、できるだけ病院に行くことを避けたいという気持ちはわかりますが、乳ガン検診を受けないのはよくありません。乳ガンサバイバーらのメッセージを聴いて、(  )の中を書き取ってください。ひとつの(  )にひとつの単語とは限りません。

Breast Cancer Awareness Reminders More Important Than Ever Amid Pandemic=YouTubeチャンネルCBS New Yorkより

Reporter: A life saving message that got lost during the pandemic for some routine cancer screenings ( 1 ) Others put off treatment. 「定期的なガン検診を中断したために、また治療を先延ばしにしたために、パンデミックの中、失われてしまった命を救うメッセージです」
Geri Barish : We’ve seen people, who were not operated on. We’ve seen people ( 2 ) from stage one to stage three. 「私たちは、手術をしなかった人たちを見てきました。ステージ1からステージ3に進んでしまった人たちも見てきました」
Reporter: While COVID was raging, mother of three, Heather Edwards braved a mammogram and is grateful. 「COVID-19が猛威を振るっていた頃、3人の母親であるHeather Edwardsさんは、マンモグラフィ検査を勇気をふるって受け、そのことに感謝しています」 
Heather Edwards : They found something. Really small. I was very lucky. We caught it early. Treatment. 「医師たちは何かを見つけました。本当に小さいものです。私はとてもラッキーでした。早期発見でした。治療もできます」
Reporter: But others (     3     ) 「しかし、先延ばしをした他の人たちは、後悔の念を語りました」
Tracy Kurt : I had been told to come back in six months. I didn’t go back. Work got in the way. Life got in the way. And then the next time I went back, it was, you know, (  4  ). So, you just can’t wait. 「半年後に来るように言われていたんです。行きませんでした。仕事がありましたし、生活があって、行けませんでした。そして、次に(病院に)行った時には、相当進んだ状態でした。だから、後回しにしてはいけないんです」

乳ガン検診はいつ頃から受けるべきでしょうか? (  )の中を書き取ってください。ひとつの(  )にひとつの単語とは限りません。

Breast Cancer Awareness Reminders More Important Than Ever Amid Pandemic=YouTubeチャンネルCBS New Yorkより

Dr.Salas-Lopez: You get busy with life, right? And you just forget that you’re due. I think some of that. The pandemic is a ( 5 ) 「生活に追われてしまいますよね? そしてつい、行く時期が来ているということを忘れてしますう。それもあると思います。パンデミックに気をとられますしね」
Reporter: Now is the time say leaders to return to self-care. (    6     )And that means an annual mammogram after the age 40, sooner with the family history. 「今こそ、セルフケアに立ち返るべきだとリーダーたちは言います。早期発見が命を救うのです。40歳を過ぎたら年一回のマンモグラフィを受けること。家族にガンの人がいるなら、もっと早く受けるべきです」

では、次の動画に移りましょう。こちらは、うわさや、SNSなどで言われていることの信ぴょう性を調べて、ファクトチェックをする「Verify:検証する」というシリーズの動画で、今回は、「新型コロナワクチンは、マンモグラフィの擬陽性を引き起こす可能性があるか?」について検証しています。(  )の中を書き取ってください。ひとつの(  )にひとつの単語とは限りません。

VERIFY: Can the COVID-19 vaccine lead to a false-positive mammogram?=YouTubeチャンネルWCNCより

Mammograms are an essential way to screen for breast cancer but since the pandemic began women and men have been (   7   ). And then once the COVID-19 vaccine came out some began wondering. Can the COVID-19 vaccine lead to a false-positive mammogram? Let’s verify. (    8    ) Dr. Laura Dean, a breast cancer specialist with Cleveland clinic, the American Cancer Society, Kaiser Permanente and the CDC. According to both the CDC and the American Cancer Society, one of the side effects of the vaccine is swollen lymph nodes under the arm where you got the injection. According to Kaiser Permanente, the swelling is a natural response as your body’s immune system makes antibodies and trained cells to protect you. However, this is causing concern for many because it can mimic a breast ( 9 ) Dr. Dean says it’s important for women to know there’s a possibility for mammogram pictures to pick up a swollen lymph node, which may result in additional ultrasound testing. However, she says this is common and women shouldn’t be alarmed. マンモグラム(乳房X線撮影像)は、乳ガン検診に欠かせない物ですが、パンデミックが始まって以来、女性も男性もマンモグラフィ検査を受けるのを先延ばしにしてきました。そして、COVID-19のワクチンが登場すると、一部の人は疑問を持ち始めました。新型コロナワクチンを接種すると、マンモグラムで擬陽性になるのでは? 検証してみましょう。我々の情報源は、クリーブランドクリニックの乳ガン専門医であるローラ・ディーン医師、米国ガン協会、カイザー・パーマネンテ(アメリカの医療保険システムのひとつ)、そしてCDC(米国疾病管理予防センター)です。CDCと米国ガン協会によると、ワクチンの副作用のひとつとして、注射を打った側の腋窩リンパ節が腫れることがあるそうです。カイザー・パーマネンテによると、この腫れは、免疫システムが、体を守るための抗体や訓練された細胞を作るために起きる自然な反応だということです。しかし、これが乳房のしこりに似ていることから、多くの人が心配しているのです。ディーン医師は、マンモグラムの写真で、このリンパ節の腫れがひっかかる可能性があることを、知っておくことが重要だと話します。その結果、追加で超音波検査が必要になるでしょうが、これは一般的なことであり、不安になる必要はないと言います。

緊急事態宣言が解除され、日本の医療体制も落ち着きを見せてきました。私たちも、自分の体を守り、早期発見、早期治療につなげるために、必要な検診にはきちんと行くようにしたいものです。乳ガンサバイバーである筆者も、ワクチン接種を受けた後、以前のような痛みとしこりのような腫れを感じて、急いでマンモグラフィ検査を受けました。ワクチン接種を受けた左側にリンパ節の腫れが見られ、技師と医師が精査した後エコー検査に進んで、「最近新型コロナワクチンを受けましたか?」ときかれたのです。接種後1週間ほどでした。この動画を先に見ていれば、あまり心配せず、ワクチン接種後間もないことを医師に先に話していたことでしょう。新しい情報を手に入れることは、とても大切だと実感しています。

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聴き取りの答えと解説

■動画Verify の後半解説

<関連リンク>
CBC New York ホームページ
https://newyork.cbslocal.com/
CBC New York YouTubeページ
https://www.youtube.com/user/CBSNewYork/featured
WCNC YouTubeページ
https://www.youtube.com/c/WCNC/featured
WCNC ホームページ
https://www.wcnc.com/

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<筆者プロフィール>松中みどり(まつなか・みどり) フィリピン支援ボランティア/英語講師/ライター 初めて行った外国がフィリピンで、以来かの国の人々の明るさ温かさに魅せられ、様々なNGOや支援活動に関わる。1994年からは山岳先住民アエタの教育支援主宰。コミュニケーションツールとしての英語を各地で教えている。動物好きの自称「ケモノバカ」。飼い猫は黒猫で親バカ度も加速中。 ⇒松中みどりさんの記事一覧はこちら

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