オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『ALTAR BOYZ』が、2023年8月11日（金・祝）から、8月29日（火）まで、東京・新宿FACEで上演されます。5回目の出演となる「Team GOLD」のリーダー、マシュー役の大山真志さんにお話を伺いました。「下」では、今回の上演であらたにチャレンジしたいこと、東山義久さんとのお話のこと、『ジャージー・ボーイズ』についてのお話と、お客さまへのメッセージを紹介します。
――『ALTAR BOYZ』はライブでエネルギッシュに舞台と客席が盛り上がるポップ・ミュージカルですが、根底では社会問題も扱っていますね。
LGBTQだったり、あとは宗教で言うと、プロテスタント、カソリック、ユダヤ教とか、いろんな社会問題があります。最初の方で、結構時事ネタを入れていたりするんですけど、その辺は毎年ちょこちょこ変わったりしているので、その時代にチャンネルをチューニングして、毎回公演させていただいているという感覚もあります。でも最初にやった頃に比べたら、多様性みたいなところは社会的にも広く受け止めてくれる時代になってきたなというのは感じます。だからこそ、マークという役は、今の時代にすごく映えると思っています。
――今回の再演にあたって、あらたにチャレンジしようと思っていることはありますか？
東山義久さんとこの間まで一緒に舞台（『アルジャーノンに花束を』）をやっていたんですけど、「今回の『ALTAR BOYZ』の中では、リーダーとして真ん中でやるんだから、しっかりしなさい。失敗したらお前のせいだからな」と、なぜか託されまして（笑）。なのでちょっとプレッシャーを感じています。今回は「Team SAPPHIRE」という全く新しいチームも誕生しています。多分うちのチームは1週間ぐらいババッとやったら、「いつものこんなんだったよね」と、ある程度まではいけると思うので、全てのグループを俯瞰していろんなところから見てアドバイスしながら、全体として本当に素敵なチームになるために支えていきたいと思っています。
――以前のインタビューでも、東山義久さんは、作品を継ぐのは大山さんがリーダーのチームと仰っていました。
その割に全然辞めなかったですね（笑）。僕もいろんなチームのメンバーのことをアドバイスしたいと言ったんですけど、今回「Co-Producer」として植木 豪さんと東山義久さんが参加されるので、多分あのお2人も、そういうポジションで見守ってくれるんだろうなと思っています。
――9年目の今回は、ご自身のチームだけではなく、カンパニー全体のリーダーの役割も担われるのですね。
そうですね。いろいろと気が付けばいいんですけど。もう9年も経ったんですね。信じられないです。
――別の話になりますが、先日の『さよなら中野サンプラザ音楽祭』で開催された『JBBコンサート』を拝見しました。中野は地元だそうですね。
めちゃくちゃ地元なのですが、中野サンプラザには初めて立ちました。
――では、ある意味故郷に錦を飾られた形でしたか？
そうなんです。さよならなので「なくなっちゃうんだ！」というこの記念すべきタイミングで、しかもあのメンバーで中野サンプラザに立てたのは嬉しかったですね。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、『ジャージー・ボーイズ』についてのお話やお客さまへのメッセージなどインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
＜有料会員限定部分の小見出し＞（有料会員限定部分はこのページの下に出てきます）
■コンサート形式の『ジャージー・ボーイズ』の時は、ニック・マッシを掴めずにいた
■藤田俊太郎さんは、ミュージカルの制限からはみ出す芝居をすごくやらせてくれた
■アニメや漫画の影響で寄席へ。『芝浜』を良い役をもらった役者の話にしてみたい
■『ALTAR BOYZ』の1日2公演はもう無理。「おじさん」と言われないよう頑張る（笑）
＜『ALTAR BOYZ 2023』＞
【東京公演】2023年8月11日（金・祝）～8月29日（火） 新宿FACE
公式サイト
https://www.altarboyz.jp
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素敵なインタビューとお写真を
たくさんありがとうございました。
これからも大山真志さんの記事を
楽しみにしています。