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「演劇は一つ」、音楽劇『空中ブランコのりのキキ』咲妃みゆ(下)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2024年5月23日

音楽劇『空中ブランコのりのキキ』が、2024年8月6日(火)から8月18日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターで、8月31日(土)に兵庫・アクリエひめじで上演されます。キキとピピを演じる咲妃みゆさんのインタビュー後編です。「下」では、サーカス、劇場や座組のこと、読売演劇大賞優秀女優賞を受賞されての演劇への思いについてお話ししてくださった内容と、お客さまへのメッセージを紹介します。

咲妃みゆさん=撮影・NORI
咲妃みゆさん=撮影・NORI

ーー咲妃さんはサーカスにご縁がありますね。『マチルダ』にもサーカスが出てきましたね。

本当ですね! 『ラヴ・ネバー・ダイ』もサーカスですし。

ーーサーカスには、どんな印象がありますか?

初めてサーカスのテントに足を踏み入れたのは小学生の頃でした。宮崎にサーカス団がやってきて、家族で観に行きましたが、テントをくぐる瞬間は異世界に迷い込むみたいな感覚があったことを記憶しています。布一枚だけで、外とは全然違う空気を感じられて、本当に稀有なエンターテイメントだなと。温かみを感じられるところも好きですし、深くは存じ上げないのですが、家族のような団結力がサーカスの皆さんにはあるそうですね。そこも魅力的だなと思いました。そして、何より常に危険と隣り合わせ。観客とパフォーマーのハラハラドキドキが混在する世界って、怖いながらもなぜか足を運びたくなってしまう。人はスリルが好きなんでしょうか。

ーーどうして、サーカスを観に行くんでしょうね。大人になってから行った記憶はないのですが、やはり子どものときにテント場へ行った記憶は結構強烈に残っていますね。

実は、去年の夏にサーカスを観に行きました。ちょうど『少女都市からの呼び声』の公演中に、大阪城の敷地内で「さくらサーカス 大阪城夏の陣」が行われていたんです。童心に帰ったように「楽しい!すごい!ワクワク!」で拝見しました。そう頻繁に触れられる世界ではないけれど、実は身近にあるんですよね。足を運んだことがない方は、ぜひ一度は体験してほしいなと思います。「命が迸る場所」というイメージです。

ーー今回、キャストやスタッフの皆様を拝見して、個性豊かな座組だなと感じましたが、世田谷パブリックシアターという場所や、座組に対してはどのように感じられていますか?

世田谷パブリックシアターへの出演は初めてで、憧れの場所でした。私の中ではサーカス小屋のようなイメージがあります。ドキドキワクワクする大好きな空間です。そこにいよいよ立たせていただけるんだと。素敵な劇場はたくさんありますが、特有の威厳を感じる劇場です。この表現が正しいか分かりませんが、誇りを持ってそこに存在している感じがするんですよね。さまざまなアートを迎え入れてくれる懐の広い劇場だとも思います。

構成・演出の野上絹代さんが率いる座組は、新たな出逢いに溢れていてとても楽しみです。未知の旅路なので、今までのお仕事と変わらず、不安はありますが、それをも上回る喜びがあるんです。お稽古が始まったら、そんなことは言っていられないくらい大変かもしれませんが(笑)。今は、この舞台に出演できること、そして初めて野上さんの演出を受けられること、(松岡)広大くんと再共演できること、瀬奈(じゅん)さんをはじめ、初共演の方がたくさんいらっしゃること、その全てが嬉しいです。

ーーサーカスアーティストの皆さんもいらっしゃいますね。

どのようにお芝居と融合するのか興味津々です。プロフェッショナルなパフォーマーの皆さんのお力を感じながら、私は私の責務を全うしたいなと思います。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、読売演劇大賞優秀女優賞を受賞されての演劇への思いについてお話ししてくださった内容とお客さまへのメッセージなどインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■挑戦だった『少女都市からの呼び声』。金守珍さんの熱意は、今でも私の原動力に

■「演劇は一つ」。誰かの上に立ちたいとか、作品を比較する気持ちが湧かない

■両親が「誇りに思うよ」と言葉をかけてくれたことで、少し肩の力が抜けたような

■ワクワク、ドキドキが詰まった世田谷パブリックシアター。一緒に不思議な世界を

<せたがやアートファーム 2024 音楽劇『空中ブランコのりのキキ』>
【東京公演】2024年8月6日(火)〜8月18日(日) 世田谷パブリックシアター
【兵庫公演】2024年8月31日(土) アクリエひめじ
公式サイト
https://setagaya-pt.jp/stage/15937/

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咲妃みゆさん=撮影・NORI
咲妃みゆさん=撮影・NORI

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. siopapa より:

    衛生と少女都市、とても印象に残っています。力強いセリフに、演技でゆうみちゃんの印象が大きく変わりました。サーカスのお話で挙げられたラブネバーダイが咲妃さんとの出会いなので、今回のインタビューでとても懐かしくなりました。別役さんの底本(黒い郵便船)も購入して物語を読み、初日が楽しみな今日此の頃です。

  2. 小雪 より:

    ただただゆうみちゃんのお芝居、歌、表現が大好きで応援させていただいている1ファンですが、ゆうみちゃんが読売演劇大賞優秀女優賞を受賞されたことに周りの方やファンへ感謝の気持ちをくださることが嬉しいです。
    これからもゆうみちゃんらしい表現で様々な挑戦をしてほしいです!

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