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「作品ごとに変化が続き、心の動きが大きくなっています」 小西遼生インタビュー(下)

筆者: 中本 千晶 更新日: 2017年1月3日

 

2017年1月8日開幕のミュージカル「フランケンシュタイン」にアンリ・デュプレ役で出演する小西遼生さんにお話をうかがった後半部分です。

 

小西遼生さん=撮影・宮川舞子

小西遼生さん=撮影・宮川舞子

 

 

■2役の性格が正反対なのではなく、相手から見て真反対になる

 

――演出の板垣恭一さんが「人間の中にいる悪魔と天使に向き合うのがこの作品のテーマだ」とおっしゃっていましたが。

 

いい面と悪い面、人間が持つ両極端を見せる作品だと思いますね。アンリと怪物も、それぞれの性格が正反対ということではなくて、ビクターから見たときに真反対な存在でないといけないんです。アンリはビクターにとって魂の片割れみたいな存在というか、唯一の理解者であるのに対して、怪物はアンリが一番理解していたはずの思いを真っ向から否定する側に回るので、ビクターにとって真反対な存在になってしまいます。

 

逆にアッキーとカッキー(中川晃教・柿澤勇人)がやるビクターとジャックも、僕から見ると正反対の存在になるわけです。アンリはビクターと運命のような出会いをして、かけがえのない唯一無二の存在になりますが、ジャックは怪物になった時にどん底に落としてくれる奴ですから(笑)。でも、たぶんアッキーカッキーにとってのビクターとジャックは、真反対の役ではないと思うんです。そういうところがこの作品の面白さですね。

 

 

■人間は複合的で、ひとりの人間の中に善も悪もある

 

――それぞれが真逆な二役を演じて、それをダブルキャストでやるって、すごく複雑な感じが……。

 

宣伝文句などで「それぞれが反対の2役をやります」といわれると、2つの役が真反対な性格だと思うでしょ。そうじゃないと思うんですよね。人間はもっと複合的というか、ひとりの人間の中に善も悪もあるので、誰かから見たときに正反対ということなんです。(鈴木)壮麻さんがやる、ルンゲとイゴールにしてもそうですよね。

 

――なるほど……。

 

だって、ビクターもアンリも完全な善ではないないはずだもの。世の中を諦めているし、自分を捨てているし。純粋に生きているという意味では善だけど、もうちょっと複雑な人間たちですよね。

 

――小西さんご自身の中での天使な部分と悪魔な部分も、何か感じたりしますか?

 

僕自身、どっちもあると思うし、役の中でもどっちもあります。だけど、僕から見たビクターとジャックはもう完全な天使と悪魔。アンリの時のビクターは100%天使だし、怪物になった時のジャックは100%悪魔です。そういう人間の両面の見え方も面白いですよね。

 

小西遼生さん=撮影・宮川舞子

小西遼生さん=撮影・宮川舞子

 

 

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<有料会員限定部分の小見出し>

 

■「ダブリンの鐘つきカビ人間」を振ってくださったのは、ありがたかった

 

■全てのジャンルの中にある一本の筋が、今ちょっと、細く見えている

 

■これからは「お前、絶対できないだろう」というものに挑戦したい

 

 

<ミュージカル『フランケンシュタイン』>
【東京公演】2017/1/8(日) ~ 2017/1/29(日) 日生劇場
【大阪公演】2017/2/2(木) ~ 2017/2/5(日) 梅田芸術劇場メインホール
【福岡公演】2017/2/10(金) ~ 2017/2/12(日) キャナルシティ劇場
【愛知公演】2017/2/17(金) ~ 2017/2/18(土) 愛知県芸術劇場大ホール

 

<関連サイト>
日生劇場 http://www.tohostage.com/frankenstein/index.html
梅田芸術劇場 http://www.umegei.com/schedule/565/index.html
キャナルシティ劇場 http://canalcity.co.jp/news/event/1249
愛知県芸術劇場大ホール http://search-event.aac.pref.aichi.jp/p/event_month_kouen.php
小西遼生 OFFICIAL SITE https://konishiryosei.com/
小西遼生 オフィシャルブログ http://ameblo.jp/ryosei-konishi/

 

 

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<筆者プロフィール>中本千晶(なかもと・ちあき)/フリージャーナリスト。兵庫県生まれ、山口県育ち。東京大学法学部卒業後、株式会社リクルートに勤務ののち独立。舞台芸術、とりわけ宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で分析し続けている。宝塚歌劇関係の著作に『宝塚歌劇に誘(いざな)う7つの扉』『宝塚歌劇は「愛」をどう描いてきたか』(いずれも東京堂出版)など。「日経MJ」「朝日新聞デジタル」でも、舞台関連の記事を執筆中。NHK文化センター講師、早稲田大学非常勤講師。⇒中本千晶さんの記事一覧は、こちら

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最近の投稿・コメント

  1. とっこ より:

    小西さんは本当に「役者」なんだなぁ…
    と思いました。
    その想いに、演じる姿に魅了されております(*´﹀`*)
    フランケンシュタインも、まだ観劇出来ておりませんが、楽しみでなりません、色々なところから情報が入ってきますので今からドキドキしております。

  2. なな より:

    とても興味深く読ませて頂きました。
    小西さんのご活躍をこれからも期待しています。

  3. ぽち蔵 より:

    上下編ともに大変に興味深いインタビューでした。
    小西さんがこれから目指す先を応援していきたいです。

  4. りん より:

    小西遼生さんのインタビュー記事、読ませて頂きました。とっても興味深い記事ばかり…ありがとうございます!絶対できないだろうと言うものが渡される日を楽しみにこれからもずっと応援して行きたいと思っています (笑) アイデアニュースさんの記事はまた一歩違うところからの踏み込んだ質問やユーモアも含んでいるところが
    大好きです。お写真もいつも素敵なショットでー。これからも楽しみに読ませて頂きたいと思っていますので、どうぞ宜しくお願い致します。

  5. みっちゃん より:

    小西遼生さんのインタビュー記事、とても興味深く拝見させて頂きました。
    「お前、これ絶対できないだろう」というものにも挑戦していきたいという心意気がとても嬉しくて、これからもずっと応援していきたいと改めて思いました。もうすぐ始まるフランケンシュタインではまた新たな小西さんを見せてくれることでしょう。本当に楽しみです。

  6. 夢乃 より:

    (上)に続き(下)のインタビューも
    役者としての小西遼生さんの
    思いや気持ちがわかり
    ファンとして嬉しく思いました。
    お写真も凄く良い表情で
    ありがとうございました。

  7. かのん より:

    小西遼生さんの中の善と悪ってこういうことかな?とか、考えながら読ませて頂きました。
    これは出来ないだろう…ってどんな役でしょう(笑)
    完全な極悪非道の悪人とか?
    でも何を演じても、どこかに小西さんの中の何かが滲み出て(悲しみとか情けとか色々…)、唯一無二の役にしてくださる気がします。
    これからの小西遼生さんに期待します。
    取材してくださってありがとうございました(^^)

  8. ナコリ より:

    最近の小西遼生さんは自由だなぁと感じています。今回の取材は、柔らかな、自由な心持ちの小西さんが記事からも写真からもよく見えて、とても興味深く読ませて頂きました。アイデアニュースさんのアプローチが好きです。フランケンシュタインの舞台も更に楽しみになりました。

  9. 白狐 より:

    公演間近の「フランケン」の話題だけで無く、遼生さんの役者に対しての考えも知り得ることが出来て満足しました。写真もリラックスされてる様子が素敵でした。(写真集にして欲しいくらい (ノ∀\*)キャ )

  10. ジェミニ より:

    以前から小西さんを応援していて、次はどんな役?と、楽しみにしてきました。インタビューでとても丁寧にに聞いてくださって読みごたえがあり、フランケンシュタイン、そして、その後の小西さんがますます楽しみになりました!

  11. ちゅん より:

    舞台に関して見た目よりずっと饒舌な小西さんが嬉しい!面白い!
    そういう選択肢はお考えじゃないかもしれませんが、一度、制作サイドで関わられた作品も観てみたいなと思いました。
    『フランケンシュタイン』初日、楽しみにしています!

  12. まみろう より:

    いつも楽しく読ませていただいています。
    アイデアニュースさんの記事は、他の媒体のものよりも、一歩踏み込んだ言葉が聞けることが多いと感じています。
    これからも読み応えのある記事を期待しています。

  13. K より:

    (上)に引き続き(下) も興味深く楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。
    これからも沢山のインタビューや舞台レポを期待しています。

  14. 桜子 より:

    (上)(下)を読ませていただいて 小西さんに
    ついてもう少し知りたいなと思っていた
    ことが知れたような気がします。
    ありがとうございました!

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