朗読ミュージカル『不徳の伴侶 infelicity』、藤岡正明インタビュー(上) | アイデアニュース

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朗読ミュージカル『不徳の伴侶 infelicity』、藤岡正明インタビュー(上)

筆者: 達花和月 更新日: 2018年5月25日

演出家荻田浩一さんが、10年以上の構想を経て、満を持して送り出す朗読(クローゼット)ミュージカル『不徳の伴侶 infelicity』が2018年5月29日(火)~6月3日(日)まで、東京・赤坂REDシアターで上演されます。女王メアリー・スチュアートの三番目の夫となる、ボスウェル伯ジェームズ・ヘップバーンを演じられる、藤岡正明さんにお話をお伺いしました。

藤岡正明さん=撮影・達花和月

藤岡正明さん=撮影・達花和月

――『不徳の伴侶』は演出の荻田浩一さんが、構想に10年以上をかけたオリジナル作品なのだそうですね。お話は結構早くから?

そうなんです。細かいストーリーは聞いていなくて、ざっくりした「こういう時代でこういう人を取り上げてやるお話です」ってことでお話があって。もともと以前にも荻田さんの現場でオファーをいただいたことがあって、そのときはタイミングが合わなくて出演出来なかったんですけど、荻田さんと「いつかガッツリ芝居したいね」ってことを話していて、その中でのことだったので「是非是非やらしてもらいます」ってことで。

――作品の情報が解禁されて、タイトルと荻田さんの演出、そしてキャストのお名前を拝見したとき「すんごいミュージカルー!」と思って、劇場を見たらREDシアターで、さらによくよく見ると朗読劇で「クローゼット・ミュージカル」。

そうなんですよね(笑)。変わった名前だなと思って。

――音楽劇とも違うんですね。

多分、ミュージカルなんでしょうね。音楽劇とミュージカルって、結構ちょっと違うところがあって。音楽劇って基本的には、たとえば「歌い手」の役がいたりして、その役としてその場で歌を歌うシーンがあるっていうことなんですよね。ミュージカルっていうのは、本来台詞で話すものが音楽になっているっていう。ちょっとそういった違いがあるんだと思うんです。

――最初に「朗読劇」とお聞きになられたときのお気持ちはいかがでしたか?

最初からその相談を含めて話していたので。普通にやるか、朗読でやるか、みたいなことで。逆に言ったら朗読になることで、いつでも変更可能であるっていう。

――いつでも変更可能。

今回オリジナルの作品であるっていうことで言うと、たとえば、直前になって曲が変わるとか、曲の場合はメロディを覚えないといけないですけど、台詞がぐっと変わるにしても、もしその日に「これ、やっぱりこういう台詞にしないか?」って話したとして、さすがにそれは難しいんですよね。覚えられないから、覚える時間がやっぱり必要なので。で、またそれを、自分の中で熟成させる時間も必要だと思うんです。朗読っていうところで言うと、その心理、その感情自体がちゃんと腑に落ちていれば、その日に「やっぱりこっちの方がいいんじゃないか」って、そんな話をしても、そういうことも可能といえば可能ということで。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、決まりきった「何か」は存在しないという朗読劇について語ってくださったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。5月26日掲載予定のインタビュー「下」では、『宝塚BOYS』(2010年)出演時のエピソードなどを伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■覚える必要が無いってことは、いつでも、どういう風になっても、まだまだ可能性を模索し続けられる

■(朗読劇には)本当に様々な形があるし、決まりきった「何か」は存在しないと思うんです

■文翁さんの人柄はとっても温厚ですけど、すごい奇才。演出家としてのアイディアがすごく面白い人

■(自主公演は)勇気も要るし、覚悟も必要。それを分かっている荻田さんが、そこに踏み切っている

<朗読ミュージカル『不徳の伴侶 infelicity』>
【東京公演】2018年5月29日(火)~6月3日(日)赤坂RED/THEATER
https://www.team-infelicity.com

<関連リンク>
『不徳の伴侶 infelicity』公式サイト
https://www.team-infelicity.com/
『不徳の伴侶 infelicity』公式 Twitter
https://twitter.com/teamInfelicity
藤岡正明公式サイト
https://fujiokamasaaki.officialsite.co/
藤岡正明公式ブログ
https://ameblo.jp/fujioka-masaaki/
藤岡正明 Twitter
https://twitter.com/Tsukune_Toro

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藤岡正明さん=撮影・達花和月

藤岡正明さん=撮影・達花和月

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<筆者プロフィール>達花和月(たちばな・かずき) 遠方の友人を誘って観たお芝居との出会いをきっかけとして演劇沼の住人に。ミュージカルからストレートプレイ、狂言ほか、さまざまな作品を観劇するうち、不思議なご縁でライターに。自らの仕事を語る舞台関係者の“熱”に、ワクワクドキドキを感じる日々。 ⇒達花和月さんの記事一覧はこちら

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