「芯をブレさせられない役って、久しぶり」、米原幸佑インタビュー(下) | アイデアニュース

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「芯をブレさせられない役って、久しぶり」、米原幸佑インタビュー(下)

筆者: 達花和月 更新日: 2018年10月23日

2018年10月25日(木)に開幕する舞台『銀河英雄伝説 Die Neue These』に、「自由惑星同盟」の統合作戦本部長の次席副官、アレックス・キャゼルヌ役で出演する米原幸佑さんインタビューの後半です。小早川俊輔さんや伊勢大貴さんら共演者について、また、ご自身の音楽活動についても伺いました。

米原幸佑さん=撮影・伊藤華織

米原幸佑さん=撮影・伊藤華織

――「愛妻家で娘が2人いる軍人」と、キャゼルヌの家族構成についてツイートされてましたが。

あれは、どこかで入れる予定なんで!(笑)。

――家族について触れてくださるんですか!?(笑)。

ハイ。台本にはないんですけど(笑)。楽しみにしといてください。

――楽しみです(笑)。 キャゼルヌが軍人でありつつも、普通の良き夫、良き父でもあるという部分に触れてくださるのは嬉しいです!

僕も最初から、それはどこかで絶対に入れたいなって思ってて、やっと入れられるとこを見つけたので(笑)。意外と試したらOK出たので、「やった!」と(笑)。

――素敵です! 楽しみにしています(笑)。ところで今までにも妻子持ちの役というのはあったのでしょうか?

1回だけありましたね(『チェリーボーイズ』2016年)、子供がいるっていう。で、本当に子供が出てくる、みたいな。

――子役が!

はい。でも、僕の役がもっとチャラい感じだったので。チャラいDJしているお父さんで、嫁とも離婚してて子供だけがいる、みたいな感じでした(笑)。

――堅実なタイプのお父さんではなかったんですね(笑)。

全然、キャゼルヌの方が真っ当です(笑)。

――「キャゼルヌのような役を演じる歳に僕もなったんですね」ともおっしゃっていましたが、役から自分を顧みるということは、やはりありますか?

ありますね! でも、3年前まで映画で学ラン着てたりしたとか思うと、いいのか悪いのか、有り難いですよね。

――今まで若い役を演じて来られたので、キャゼルヌのような、大人の落ち着いた役を演じられるというのはいかがですか?

そうですね、落ち着いてる、とか、マイペースみたいな役は演ってたりはするんですけど、「銀英伝」くらい、芯をブレさせられないというか、芯をちゃんと守りつつ演らなきゃいけない役って久しぶりかなと思うので。

――ハメを外せない、ということでしょうか?

まあ、惑星同盟の中でも一番上の立場で、大人で一番上官なので、しっかりしてる面も見せなきゃいけないなと思っています。自分が普通に演るよりは、年齢をちょっと上にあげて演ってみようかなって思ったのは、今回が初めてかな。

――そういう意味では、これも新しい挑戦ですね。

そうですね、ここから「銀英伝」が続いて、もっと活躍する場面があれば、嬉しいなって思ってますけど!

――是非続いて欲しいです! そのうちキャゼルヌの奥さんや娘も登場するかもしれない(笑)。

良いですね!(笑)。 出てきて欲しいですね。早くなんか、モノにしたいですね。モノにして、その中で、こう、自由に出来る範囲を増やしたいっていうか。

――最初におっしゃっていた「土台」をしっかり創って、「銀英伝」の世界観の中で自由に動きたい、ということですね。

そうですね、はい。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、共演するヤン・ウェンリー役の小早川俊輔さんとダスティ・アッテンボロー役の伊勢大貴さんについて、そしてご自身の音楽活動などについて伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>

■(小早川俊輔さんは?)ヤンのまんま。近いというか、ヤンっぽいなって思います

■(伊勢大貴さんは?)明るくしすぎると、キャラが被るというところで悩んでます

■3年ぐらい舞台と音楽の生活をしてるんですけど、そのふたつがあってちょうどいい

■若手で演るフレッシュさ。過去からの「銀英伝」で、一番、清々しくなると思います!

<舞台『銀河英雄伝説 Die Neue These』(読み:ディ・ノイエ・テーゼ)>
【東京公演】2018年10月25日(木)~2018年10月28日(日) Zeppダイバーシティ東京
公式ページ
https://www.gineiden.jp/
公式ツイッター
https://twitter.com/gineiden_stage

<関連サイト>
米原幸佑 Twitter
https://twitter.com/kosk0313
米原幸佑 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=3128

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米原幸佑さん=撮影・伊藤華織

米原幸佑さん=撮影・伊藤華織

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<筆者プロフィール>達花和月(たちばな・かずき) 遠方の友人を誘って観たお芝居との出会いをきっかけとして演劇沼の住人に。ミュージカルからストレートプレイ、狂言ほか、さまざまな作品を観劇するうち、不思議なご縁でライターに。自らの仕事を語る舞台関係者の“熱”に、ワクワクドキドキを感じる日々。 ⇒達花和月さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. うらら より:

    米原さんの役作りに対する姿勢や、音楽活動についての気持ちなどを知る事ができて、とても興味深いインタビューでした。
    他のキャストの印象のお話も面白かったですし、とにかく写真が全て素敵でした。
    本当にありがとうございました。

  2. みあ より:

    公演も終わり改めてゆっくりと記事を読ませていただきました。もともと原作のキャゼルヌが好きなので、米原さんがどのように演じてくださるのかも楽しみにしながら公演を観劇し、とてもステキなキャゼルヌで嬉しかったです。お芝居へのお気持ちやご自身の活動など、幅広いインタビューで、とても内容が濃く面白かったです。

  3. いしこ より:

    米原さんは「静と動」「陰と陽」どちらも演じられ、歌唱力も文句なしの素晴らしい俳優さんだと思っています。米原さんの役柄を演じる上での役作りや考え方等がよくわかりました。多くの人に読んで頂きたい文章だと思います。
    素敵な文章と写真、本当に有難うございました。

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