「ある種、全員がフラットで、同じ立場で作り上げて」岡崎大樹・石川新太対談(下) | アイデアニュース

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「ある種、全員がフラットで、同じ立場で作り上げて」岡崎大樹・石川新太対談(下)

筆者: 達花和月 更新日: 2020年10月27日

KAOS Performers OFFICE主催“THE SHOW CASE”シリーズの第6弾『KAOS Presents The Show Case vol.Ⅵ 我ラのルネサンス~復興ノ風二舞フ~』の作・構成・演出・一部振付・宣伝デザインを担当し出演する岡崎大樹さんと、一部音楽製作・歌唱指導協力を担当して出演する石川新太さんのインタビュー、後半です。おふたりの、それぞれの活動についてもお話いただきました。なお、この作品は、2020年10月24日に東京二子玉川のGEMINI Theaterで開催が予定されていましたが、上演日程が延期されています。延期された公演の上演日程などが決まりましたら、あらためて記事を掲載してお知らせします。このインタビューは、上演延期が発表される前に実施したものです。

岡崎大樹さん(左)と石川新太さん(右)=撮影・NORI
岡崎大樹さん(左)と石川新太さん(右)=撮影・NORI

――稽古中に、メンバーの新たな一面に気がついた! みたいなことはありましたか?

岡崎:(石川さんを見ながら)イヤもう、頼もしいですよ。頼もしすぎて…。

――頼もしすぎて…?

岡崎:タスクのさばき方、貰った仕事のさばき方とか、「先生」とか「部長」みたいな感じで(笑)。(石川さんの口調を真似ながら)「コレ26日までに仕上げるんで、それで大丈夫ですね?」みたいな。「そしたら、じゃあたとえばココの楽曲、仮で入れとくんで、そしたらあとで生で重ねるっていうような仕事の進め方が、一番イイですよネ?」とかって言ってくるんです。ちょっともう、“42歳大コンポーザー” みたいな感じで。「ギターソロあって、裏打ちとボーカル両立しない感じなんで、ちょっとキツいっすネ」みたいな判断がめっちゃ早いし、すごいプロだ…、みたいな(笑)。だから、新たな一面、新たなアラタくんの一面っていうのがすごいありました。これからもあるでしょうし、本番入って、音の話とか音響の話とか、すごい詳しいので、見え方も詳しいでしょうし。なんか…みんなの粒が揃いすぎてるっていう感じです、頼りになりすぎて(笑)。

石川:ある種、全員がフラットで、同じ立場でみんなで作り上げています。もちろん普通の舞台だと演出家が居て振付家が居てですが、今作品はこの曲は誰が振付てるとか、誰が演出をしているっていうのは基本ありますけど、みんなで創り上げている感覚が強いのが特徴な気はします。

――メンバー間の連携が円滑なんですね。

石川:そうですね。逆に僕はあまり交流をしている方ではなくて、今回初めておしゃべりした人もいたり。

岡崎:男性、とくにマサくんと僕とアラタくん、洞至さんは、わりと長くて、山あり谷ありというか。僕はvol.4(2013年)から参加しているんですけど、森田守恒先生に言われたことで、僕らは今まで舞台出て、振付家が言ってるムーブメントを “体に入れて踊る” みたいなのが仕事だと思ってたんですけど、たとえば、アップダウン、アップダウンみたいな振付があったとしたら、「これどっちでやればいいんですか?」みたいな質問をしちゃうんですね。そしたら「その間だよ。それを勉強して欲しいからやってるんだよ」と言われたことがあるんです。だから、“1センチ、2センチの間の3ミリみたいなところを学んで欲しいから言ってるんだよ、どっちかとかじゃないんだよ” 、っていう、世界を作るのはその目盛りだからというのを、半分怒られながら学んで(笑)。でも、それが「The Show Case」をやるコアなんです。そういうことを僕らはずっとやりながら肌で感じてきてるから、未来がどうなんだろうなと思いながら、確定できる絵がバンって見えるシーンじゃないけれど、とりあえずチャレンジして全力でやってみる。それで結果見えてくるもので、また変えていく、みたいな作り方を知っている仲間たちなので、何か預け合えるところはあるかもしれません。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、岡崎大樹さんにトートダンサーとして『エリザベート』に出演してきたことや、東京都の「アートにエールを」に『イキ』という作品で参加されたことについて、石川新太さんに2021年に『ポーの一族』に出演することや、2020年10月に開いたバンド「Offshore」の初のワンマンライブなどについても伺った、インタビューの後半の全文と写真を掲載します。などインタビュー後半の全文と写真を掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>

■岡崎:(トートダンサーの見分け方は?):取材に来てください。見分けられるようになります

■岡崎:(「アートにエールを」の『イキ』は?)マスク二重で走る踊る喋る。自分に負荷を

■石川:(『ポーの一族』出演が決まりましたが?)その世界に身を置けることが光栄

■石川:(バンドの初ワンマンライブは?)まだまだ僕は体力がないと思いました

■岡崎:みんなあんまり見たことない形、あまり知らない形の上演になる

■石川:カオスのメンバーの良さを思う存分、堪能して頂きたいと思います

<『我ラのルネサンス~復興ノ風二舞フ~』>
【東京公演】上演延期 (当初予定は2020年10月24日 GEMINI Theater)
公式サイト
https://kaos-showcase.amebaownd.com/

<関連リンク>
岡崎大樹 Twitter
https://twitter.com/hiroki0823
石川新太 Twitter
https://twitter.com/aratap811
KAOS Performers OFFICE 公式 Twitter
https://twitter.com/kaos_office
岡崎大樹がお送りするニコニコチャンネル「続 エイヒレ畑で捕まえて」
https://sp.ch.nicovideo.jp/eibata
岡崎大樹 プロフィール
https://kaosperformers.tumblr.com/post/101743167787/hiroki-okazaki
石川新太 プロフィール
http://kaosperformers.tumblr.com/post/101744189477/arata-ishikawa


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岡崎大樹さん(左)と石川新太さん(右)=撮影・NORI
岡崎大樹さん(左)と石川新太さん(右)=撮影・NORI

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<筆者プロフィール>達花和月(たちばな・かずき) 遠方の友人を誘って観たお芝居との出会いがきっかけで、演劇沼の住人に。ミュージカルからストレートプレイ、狂言ほか、さまざまな作品を観劇するうち、不思議なご縁でライターに。熱っぽく自らの仕事を語る舞台関係者の“熱”に、ワクワクドキドキを感じる日々。 ⇒達花和月さんの記事一覧はこちら

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