大恐慌からようやく落ち着きを取り戻した1930年代半ばの米国を舞台に、ナイトクラブの大スター、ウォール街で働くビジネスマン、社交界の華、ギャングらが豪華客船に乗り込み、何でもあり(エニシング・ゴーズ)な船旅が繰り広げられるブロードウェイ・ミュージカル『エニシング・ゴーズ』が、2021年8月11日(水)に東京の明治座で開幕します(愛知・大阪・福岡公演あり)。この作品は、明治座で上演される初のブロードウェイ・ミュージカルで、出演は、紅ゆずる、大野拓朗、廣瀬友祐、愛加あゆ、一路真輝、平野綾、市川猿弥、陣内孝則、ほかのみなさん。演出・潤色は、宝塚歌劇団の原田諒さんです。7月3日には、横浜港のクルーズ客船「にっぽん丸」船上で、製作発表記者会見が開かれました。製作発表のうち、記者会見会場となった「にっぽん丸」の外観、出演者紹介、歌唱披露、フォトセッションの一部を動画で紹介します。【追記】2021年8月19日(木)から8月29日(日)までの公演は中止となりました。
この作品は、楽しく陽気なストーリーをジャズのメロディーとダンスで魅せるミュージカル・コメディで、数々のミュージカルや映画作品で名曲を残した巨匠コール・ポーター最大のヒット作と呼ばれている作品。1934年にブロードウェイで初演された後、1988年に第42回トニー賞で3部門を獲得し、2011年、第65回トニー賞で再び3冠に輝きました。日本では1989年に初演されて再演を重ね、今回は8年ぶりの上演となります。
<ストーリー>
大恐慌からようやく落ち着きを取り戻した1930年代半ばのニューヨーク。ナイトクラブの大スター、リノ・スウィーニー(紅ゆずる)はウォール街で働くビジネスマン、ビリー(大野拓朗)に首ったけ。彼女は折からのロンドン行きにビリーを誘うが、つれない返事しか返ってこない。それもそのはず、ビリーは社交界の華、ホープ(愛加あゆ)にゾッコンなのだ。出航の日、ビリーは偶然にもリノと同じ船でロンドンへと旅立つ上司のホイットニー社長(市川猿弥)を見送るため港へやってくる。そして、あろうことか母親のイヴァンジェリン(一路真輝)に連れられたホープが、英国紳士オークリー卿(廣瀬友祐)と船上で結婚式を挙げることを知るのだった。なんとか阻止しようと慌てて船に飛び乗るビリー。そこへグラマラスなショーガールを連れたリノ一行と、神父に変装した指名手配中のギャング、ムーンフェイス(陣内孝則)が情婦のアーマ(平野綾)を連れて乗り込んできたから、さあ大変! それぞれの想いと思惑を乗せた豪華客船S・S・アメリカン号。リノをはじめ、個性豊かな乗客たちの恋の行方は……?一筋縄ではいかない、何でもあり(エニシング・ゴーズ)な船旅が、今始まる!!
<ブロードウェイ・ミュージカル『エニシング・ゴーズ』>
【東京公演】2021年8月11日(水)~8月29日(日) 明治座 【追記】2021年8月19日(木)から8月29日(日)までの公演は中止となりました。
https://anythinggoes2021.com/
【愛知公演】2021年9月4日(土)~9月12日(日) 御園座
https://www.misonoza.co.jp/lineup/month210904.html
【大阪公演】2021年9月17日(金)~9月26日(日) 新歌舞伎座
https://shinkabukiza.co.jp/perf_info/20210917.html
【福岡公演】2021年9月30日(木)~10月5日(火) 博多座
https://www.hakataza.co.jp/lineup/202109/anything/
<キャスト>
リノ・スウィーニー:紅ゆずる
ビリー・クロッカー:大野拓朗
イヴリン・オークリー卿:廣瀬友祐
ホープ・ハーコート:愛加あゆ
イヴァンジェリン・ハーコート:一路真輝
アーマ:平野綾
エリーシャ・ホイットニー:市川猿弥
ムーンフェイス・マーティン:陣内孝則
船長:手塚秀彰、ルカ:さけもとあきら、ヨハネ:加賀谷真聡、パーサー:佐々木崇
岡崎大樹、神澤直也、坂元宏旬、常住富大、福永悠二、堀江慎也、丸山泰右、山名孝幸、横山達夫
石原絵理、伊藤典子、岩﨑亜希子、織 里織、神谷玲花、輝生かなで、小山侑紀、豊田由佳乃、樋口綾、柳本奈都子
<スタッフ>
作詞・作曲:コール・ポーター
オリジナル脚本:P.G.ウドハウス&ガイ・ボルトン/ハワード・リンゼイ&ラッセル・クラウス
新脚:ティモシー・クラウス&ジョン・ワイドマン
演出・潤色:原田 諒(宝塚歌劇団)
翻訳・訳詞:青井陽治
音楽監督:八幡 茂
振付:麻咲梨乃/吉川哲朗/当銀大輔
タップ振付:本間憲一
歌唱指導:やまぐちあきこ/安部誠司
美術:松井るみ
照明:勝柴次朗
音響:山本浩一
衣裳:有村 淳(宝塚歌劇団)
ヘアメイク:富岡克之(スタジオAD)
舞台監督:廣田 進
演出助手:末永陽一
指揮:塩田明弘(東京)/田尻真高(名古屋、大阪、福岡)
オーケストラ:東宝ミュージック(株)/(株)ダット・ミュージック
稽古ピア:ノ中條純子/國井雅美/石川花蓮
企画:米久保宏/帰山洋一/佐藤由美子
制作助手:いとうちえ/土器屋利行
宣伝美術:服部浩臣(COM Works)
アシスタント・プロデューサー:渡邊 隆
プロデューサー:岡本義次
東京主催:ミュージカル『エニシング・ゴーズ』実行委員会(明治座・読売新聞社・BS日テレ)
製作:東宝(株)
『エニシング・ゴーズ』 関連記事:
- 『ジョセフ ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』 キャスト発表 20211203
- 美弥るりか、松下優也ら出演のミュージカル『ヴェラキッカ』、2022年1月上演 20211124
- 「『肩の力を抜いていい』と言ってくれる作品」、廣瀬友祐インタビュー(下) 20210811
紅ゆずる 関連記事:
- 詩楽劇 『沙羅の光 』~源氏物語より~ 開幕、コメントと舞台写真公開 20240103
- 「光源氏の“すがる愛情”。その切なさが色気に」、『沙羅の光』紅ゆずる(下) 20231228
- 「光源氏は、退団した今だからこそ演じてみたい役」、『沙羅の光』紅ゆずる(上) 20231227
大野拓朗 関連記事:
- 「闇と光が結ぶ像の中に」、ミュージカル『ファントム』7月22日に開幕 20230727
- 「絶対に、背伸びせず演じる」ミュージカル『ファントム』sara(上) 20230630
- 【動画】ミュージカル『ファントム』、記者発表会の様子を紹介 20230416
廣瀬友祐 関連記事:
- ミュージカル『マタ・ハリ』、2025年10月から11月に東京・大阪・福岡で上演 20241016
- 「そんなことまで話してくれる?!」、俳優活動15周年『廣瀬友祐 talk event – Honesty -』ルポ 東京公演は8月19日から 20240818
- 「普段は聞けない話を」、『廣瀬友祐 talk event – Honesty -』廣瀬友祐(下) 20240729
愛加あゆ 関連記事:
- 『BACKBEAT』再演、戸塚祥太・加藤和樹・辰巳雄大・JUON・上口耕平がビートルズの5人を 20221208
- 『ピピン』、森崎ウィンのコメント映像・公演スケジュール・チケット販売情報発表 20220309
- 【動画】美弥るりか・松下優也ら出演、ミュージカル『ヴェラキッカ』開幕 20220116
一路真輝 関連記事:
- 【動画】「どこを切っても楽しめる金太郎飴」、ミュージカル『モダン・ミリー』会見 20220510
- ツアー詳細発表の『ブラッド・ブラザーズ』、東京公演チケット一般発売は12/22から 20211216
- 柿澤勇人、ウエンツ瑛士、木南晴夏ら出演『ブラッド・ブラザーズ』、2022年3月上演 20211121
平野綾 関連記事:
- 「感情のタンクを燃やして」、ミュージカル『9 to 5』和希そら(上) 20241006
- 明日海りお・平野綾・和希そら・別所哲也、ミュージカル『9 to 5 』2024年10月上演決定 20240410
- 「ミュージカルには、これからも携わり続けたい」、『DOROTHY』桜井玲香(下) 20220818