『PRETTY WOMAN The Musical』が、2026年1月22日(木)から2月8日(日)まで東京・東急シアターオーブで、3月1日(日)から8日(日)まで大阪・オリックス劇場で上演されます。『PRETTY WOMAN The Musical』は、1990 年に公開されて大ヒットした映画「Pretty Woman」を原案に、これまで 『キューティー・ブロンド』、『ヘアスプレー』、『キンキーブーツ』など、 数々の映画をミュージカル化してきたジェリー・ミッチェルさんが演出を手がけ、世界各国で現在も上演中のヒットミュージカルです。初の日本版上演にあたり、日本オリジナルキャストとして、主人公ヴィヴィアン役は星風まどかさんと田村芽実さん、若き実業家エドワード役は城田優さん、ヴィヴィアンの友人キット役はエリアンナさんと石田ニコルさん、謎の存在ハッピーマン役はspi さんと福井晶一さん、エドワードのビジネスパートナーであるスタッキー役は寺西拓人さんが演じます。
アイデアニュースでは、星風まどかさんと田村芽実さんにインタビューしました。インタビューは上下に分けてお届けします。「上」「下」それぞれの無料部分ではヴィヴィアン役への思い、ビジュアル撮影時のエピソードや、城田さんの印象についてのお話など合同取材の内容を、有料部分ではお二人のミュージカルへの思い、ミュージカルで大切にしていることなど、アイデアニュース独自取材の内容を紹介します。「上」の無料部分では合同取材の前半を、有料部分では、アイデアニュース独自取材の前半の内容を紹介します。「下」の無料部分では、合同取材の後半の内容を、有料部分では、アイデアニュース独自取材の後半の内容を紹介します。

(合同取材:前半 ※9月にインタビューしました)
――この作品に対して、どのような印象をお持ちですか?
星風:YouTubeなどで映像を一部拝見したり、楽曲をサブスクで聴いたりしているのですが、ヴィヴィアンがバーンと立って、とにかくハッピーなミュージカルというところが、ショートムービーでもすごく伝わってきます。「わくわくする作品だな」という印象をまず持ちました。
田村:映画は以前から好きでしたし、私の両親にとっては、この作品を見るために何度も映画館に通い詰めた、「青春の思い出」の映画だったようです。出演が決まる前に、私はたまたま、去年来日した公演を拝見したのですが、映画とは印象が全然違うなと感じました。出演もまだ決まっていなかったですし、とにかく「楽しい」という気持ちで帰りました。
――ご自身が演じられるということが決まった時は、どんなお気持ちでしたか?
田村:すごく嬉しかったです。実は、この作品のオーディションに賭けていた部分がありました。「落ちたらこの仕事を辞めよう」と思っていたくらいです。決まった時には、本当に嬉しかったですし、これまでのオーディションで一番嬉しかったかもしれません。
――なぜ、そこまでの思いがあったのでしょうか?
田村:オーディションのお話をいただいたのが、「今まで経歴を重ねてきて、この先どうしようかな」と、いろいろ思い悩んでいた時期でした。ヴィヴィアンも、常にここ以外のどこかに行きたいと強く思っている女性なので、運命というか、今の自分にしか演じられないものがあるんじゃないかと、この役をどうしても演じたいという強い気持ちで臨みました。
星風:宝塚でもオーディションはありますが、この作品は、宝塚を卒業してから初めて受けたオーディションでした。退団して初めて外部の作品に出演した際に、出演者の皆さんがプロとして命を賭けてオーディションを勝ち抜いて、役を掴み取っていらっしゃる状況を目の当たりにしていましたし、本当に緊張しました。でも、世界中で知られている素晴らしい作品に、私もチャレンジしたいと思ったんです。
今までに演じたことがないタイプの役でしたが、強い思いを込めて臨んでいたこともあり、オーディションの回数を重ねるごとに「絶対に掴み取りたい」という思いが良い意味で湧いてきました。ですから、決まった時は本当に嬉しさいっぱいでした。
――ダブルキャストのお相手が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?
田村:全然違うヴィヴィアンになるだろうなと思っています。同世代ですし、すごく楽しみです。ダブルキャストの醍醐味は、解釈がいい意味で全然違って、違う役になるところですし、そういう意味でダブルキャストになるのは大好きなので、今からとても楽しみです。
星風:たまたま『キンキーブーツ』で田村さんを拝見していたのですが、もう可愛すぎて! パワフルという言葉がぴったりだなという印象です。ビジュアル撮影の時も、すれ違いで一瞬お会いしたのですが、ちょっとの時間でも本当にパワフルで、可愛らしい、キュートという言葉が合うなと感じましたし、ヴィヴィアンにぴったりだなと思います。私は人見知りなのでドキドキしちゃいますが、お稽古を重ねて、同じ役を通して、いろいろ深め合えるのではないかなと思っていて、私も今から楽しみです。
星風&田村:(お互いに向けて)よろしくお願いします。
――何か共通点が見つかるといいですね。
星風:ああ!
田村:そう! 何かあるかなと思って、Wikipediaを探したりもしたんですが、全然……。
全員:(笑)。
星風:子供が好き……?
田村:大好きです!
星風:インスタを拝見して、本当に幸せそうな笑顔でした。私も子供が好きなので。
田村:それは大きな共通点!
星風:きっとそういう温かいものがお好きなんだろうなと思って。なんだかちょっとほっこりして安心しました。
田村:子供好きが共通点なの、嬉しい。
星風:そのことを聞いてみようと思っていました。
田村:すごく嬉しい! 良かった!
――さらに共通点が見つかったら、ぜひSNSなどで教えてください。
田村:きっともっと見つかるんじゃないかなと思っています。
星風:そうですね!
――「違うヴィヴィアンになるのでは」というお話でしたが、今の時点でヴィヴィアンの第一印象だったり、こんなところに挑戦してみたい、こんなヴィヴィアンにしてみたいという構想があれば、お聞かせください。
田村:映画でもその印象はありましたが、ミュージカルを観に行った時に、ヴィヴィアンは、人の心の扉をバンッと開けられる魅力のある女性だなと思いました。ヴィヴィアンが意図しているわけではなく、元々持っているものだと思うのですが、他人の胸の奥にすぅーっと入り込める度胸があったりする女性だなと。私も意外と怖いもの知らずなところがあるので、そういうところは似ているのかなと思ったりもします。
そういったヴィヴィアンの魅力に、エドワードも魅了されていきますし、ヴィヴィアンには強い意思があります。その強さみたいなものは、ただ単純に強いという一色ではなくて、複雑な、ないまぜになった感情なども含まれるでしょうから、その辺りをしっかりと表現しながら演じられたらいいなと思っています。
星風:今のお話にもありましたが、私自身も自分に負けたくないとか、そういう強さはあるなと思っていて、そこが長所だなと思えるようになってきています。ヴィヴィアンも女性として「自分の価値を自分で決める」という強さを持っていますし、私自身、かっこいい女性に憧れもあります。ヴィヴィアンの、「自分で掴み取っていく」というエッセンスが自分の中に少しでもあるなら、そこをもっと開花させて、役にフィックスさせて演じられたらという希望を抱いています。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、お二人のミュージカルに対しての思いなどについて伺った独自取材前半の全文と写真を掲載しています。23日掲載予定のインタビュー「下」では、ビジュアル撮影時のエピソードや、城田さんの印象についてのお話、ミュージカルで大切にしていることについてのお話などインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■星風:男性との芝居では、居方が変化。宝塚の男役に寄り添う娘役には、繊細さが求められる
■田村:ミュージカルが一番好き。AI化も進んでいる時代だからこそ、生の舞台が最高だと
■田村:「自分以外の何か」のために考えて行動することを、できるだけ大切にしようと
■田村:宝塚の娘役さんは、寄り添うことが根付いていらっしゃる 星風:原動力になっている
<『PRETTY WOMAN The Musical』>
【東京公演】2026年1月22日(木)~2月8日(日) 東急シアターオーブ
【大阪公演】2026年3月1日(日)~3月8日(日) オリックス劇場
公式サイト
https://prettywomanjp.com
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