舞台『銀河鉄道999』～GALAXY OPERA～に出演する、中川晃教さんと平方元基さんの対談インタビューをお届けまします。先日行われた製作発表直前にお話を伺いました。仲が良いおふたりの楽しいトークをご覧ください。
中川晃教さんと平方元基さん＝撮影・岩村美佳
――今日、製作発表を迎えて、いよいよという感じですが、まずはいま、どんな心境かというところからお伺いしたいのですが。
中川：どうですか？
平方：アッキー（中川）の作った曲を先日頂いて、博多座で聞いていたんですが、すごくワクワクした。
――どういうところにワクワクしましたか？
平方：「アッキーが作った」というのは、まずそれだけで全然違うじゃないですか。完全に出来上がっている作品のものを頂いて、それを全部覚えてやるというのではなく、一から作っていく楽しみを感じていますね。
――たとえば、ブロードウェイ作品のように出来上がっているのではなく、どんなものが来るのかが分からない状況ですね。
平方：そうなんです。ワクワクしますね！
――中川さんは、ミュージカル作品の曲づくりでは、書いた曲を他の人が受け取るわけじゃないですか。お渡しするときどういう気持ちですか？
中川：正直、緊張します（照）。
平方：え～。
中川：緊張して、ドキドキします。今日みんなで初めて記者会見で、生で歌ってテーマソングを発表するんですよ。そういう意味では、いまリハーサルして、みんなの声を聞いて「お～！」って。ホントに始まるんだなと。ちなみに、この曲は「鉄郎とメーテルが、銀河超特急999号に乗って、旅に出るときに歌う歌」という指定で書いた曲なんです。旅立ちの歌ですね。鉄郎にとっての旅立つ目的は、まずは憧れであるキャプテン・ハーロックが旅立ったあの宇宙に行くこと。もう一つは機械伯爵に殺されてしまった母親のかたきを取るために、彼が永遠の命を手に入れるため。その旅立ちの中で、電車の窓の外に見える、いまはまだ会っていない人たちを思って、期待を胸に歌うんです。
――まだ会っていないけれど、これから会う人たちですね。
中川：映画を観てもらうと分かりますが、ハーロックは“ウォンテッド”されていて、宇宙指名手配。
平方：物語の一番最初ですね。舞台ではどうするんだろう？ 写真で抜かれて出てくるのかな（笑）。
中川：鉄郎には、“ウォンテッド”とチラシで出ていた、あの印象だけしかないですよね。ああいうものが妄想として思い浮かぶ、そんな曲として書きました。まさに、今日はみんなの声が宇宙の彼方から聞こえてくるんですよね。脚本の坪田（文）さんのト書きにも、「星々の声」という表現があるんですが、この登場人物はその星とも取れる。そんなイメージで書きました。
※アイデアニュース有料会員（月額300円）限定部分には、中川さんと平方さんの普段の連絡のとりあい方や、2人が初めて会った時の面白いエピソードなどについて語ってくださったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。5月13日掲載予定のインタビュー「下」では、友人として信頼しあう2人が初めて一緒に芝居をするにあたり感じていることや、ヒーローとリアリティと人間くささなどについて語ってくださったインタビュー後半の全文と写真を掲載します。
＜有料会員限定部分の小見出し＞
■中川：最近はお互いに忙しいし、連絡来ないな～って。 平方：今日の夜めっちゃ送るね（笑）
■平方：『サムシング・ロッテン！』も。楽しくて。 中川：生まれ始めたら、また生まれた
■中川：いじりたくなっちゃったんだよね……。そしたら、みんなすごい大爆笑してて（笑）
■平方：伝説の夜！ 中川：ピアノ止めない限り歌い続ける。最後めちゃくちゃ汗かいて（笑）
＜舞台『銀河鉄道999』～GALAXY OPERA～＞
【東京公演】2018年6月23日（土）～6月30日（土） 明治座
【福岡公演】2018年7月21日（土）～7月22日（日） 北九州芸術劇場大ホール
【大阪公演】2018年7月25日（水）～7月29日（日） 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
『銀河鉄道999』～GALAXY OPERA～のページ
http://999-40.jp
＜関連リンク＞
中川晃教オフィシャルサイト
http://www.akinori.info/
中川晃教オフィシャルTwitter
https://mobile.twitter.com/nakagawa1982aki
平方元基オフィシャルサイト
http://www.horipro.co.jp/hirakatagenki/
平方元基Twitter
https://twitter.com/hirakatagenki?lang=ja
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中川晃教さん＝撮影・岩村美佳
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いつも、通りいっぺんの質問やよくある宣伝用のインタビューのお話だけでなく、二歩も三歩もつっこんだ面白くて想像力がひろがってゆく取材をどうもありがとうございます。
何回読んでも飽きないくらい、面白いです。(笑)アッキーや元基さんの声がそのまま聞こえてくる気がしますし、インタビューをしている岩村さんの興味深い瞳や笑顔まで生き生きと見えるような楽しさがあります。それでいて内輪話に終始しない、作品への夢や期待を掻き立てるインタビューで、興味がどんどんふくらんでいます。