「子供たちの純粋さが、間違えると恐ろしい展開に」、南沢奈央インタビュー(下) | アイデアニュース

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「子供たちの純粋さが、間違えると恐ろしい展開に」、南沢奈央インタビュー(下)

筆者: 達花和月 更新日: 2019年5月15日

思春期の子供たちの “生” と “性” をテーマにした、KAAT神奈川芸術劇場の “近現代戯曲シリーズ” の第2弾、ジャン・コクトー原作の『恐るべき子供たち』が、2019年5月18日(土)~2019年6月2日(日)に、KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオで上演されます。エリザベート役の南沢奈央さんに、「かなりチャレンジな役」という役づくりについて、エリザベートの弟・ポール役の柾木玲弥さんとのエピソードについて、お話いただいたインタビューの後半です。

南沢奈央さん=撮影・伊藤華織

南沢奈央さん=撮影・伊藤華織

――エリザベートは、ある時から一転、「子供部屋」から「外」に出ようとしますね。モデルの仕事、そしてマイケルとの結婚と、急にポンポンっと。

そうなんですよ(笑)。あれはでも、弟への意地というか、姉ぶっている感じとか。

――度々ポールやジェラールにマウンティングかけるシーンがありましたね(笑)。

そうそう(笑)。「わたしがやんなきゃいけないのよ! あなたは何もできないでしょ!」っていう。だから、ちょっと試みてはいるんですよね。「外」に出ようっていう。でも、モデルの仕事がどうなったのかはわからないですけど、結婚は結局、思いがけない形でなくなってしまって、ただただ大きな城が残り(笑)。巨大な家で「子供たち」で、また暮らしていくっていう。

――結局、元の木阿弥になってしまうのですね。

外に出ようとしたけど、上手くいってない。でも結局、エリザベートも結構それを望んでたような気もするんですよね。

――エリザベートは自分たちの世界、「子供部屋」を頑なに守ろうとしますが、それでも、アガートやマイケル、「外」の人間を受け入れたりもしますね。そこは拒絶ではないところが少し意外で。寄る辺ない存在を受け入れる、そこに彼女の母性的な部分を感じるような、なかなかにエリザベートという少女は複雑で(笑)。

そうなんですよね(笑)。一筋縄でいかないです。マイケルとの会話も原作にはなくて、原作では、もっとあっさりとしていて、マイケルが死んでどう思ったのかも書かれていない。なので、あのシーンも結構幻想的で不思議なシーンで、そこを今、結構白井さんともお話していて、どうしていくか考えているところなんです。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、弟・ポール役の柾木玲弥さんについてのほか、映像、ラジオ、WEBなどのお仕事についても伺ったインタビュー後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■「死」を子供たちがどう捉えているのかが重要、実は受け入れきれていないんです

■(弟役の柾木さんと)最初はお互い人見知り。今は、いじられても「なによ!」(笑)

■(映像、ラジオ、WEB…)切り替えるのに時間がかかります。でもどの仕事も本当に好き

■子供たちの純粋さや無垢が、方向を間違えて恐ろしい展開に。その変化を観て欲しい

<舞台『恐るべき子供たち』>
【神奈川公演】2019年5月18日(土)~2019年6月2日(日) KAAT神奈川芸術劇場
https://www.kaat.jp/d/osorubeki

<関連リンク>
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https://twitter.com/kaatjp
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南沢奈央さん=撮影・伊藤華織

南沢奈央さん=撮影・伊藤華織

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<筆者プロフィール>達花和月(たちばな・かずき) 遠方の友人を誘って観たお芝居との出会いをきっかけとして演劇沼の住人に。ミュージカルからストレートプレイ、狂言ほか、さまざまな作品を観劇するうち、不思議なご縁でライターに。自らの仕事を語る舞台関係者の“熱”に、ワクワクドキドキを感じる日々。 ⇒達花和月さんの記事一覧はこちら

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