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「演じる本人がにじみ出ちゃう方が良い」、「狂言このあたり乃会」インタビュー(下)

筆者: 達花和月 更新日: 2019年7月12日

 

「万作の会」若手狂言師による研鑽会『第二回 狂言このあたり乃会』が、2019年8月17日(土)に、東京・矢来能楽堂にて開かれます。「このあたり乃会」同人、岡聡史さん、中村修一さん、内藤連さん、飯田豪さんに、狂言でのお稽古の様子などについてお話いただいたインタビューの後半です。

 

(写真左から)飯田豪さん、岡聡史さん、内藤連さん、中村修一さん=撮影・伊藤華織

(写真左から)飯田豪さん、岡聡史さん、内藤連さん、中村修一さん=撮影・伊藤華織

 

 

――狂言ではキャラクター性はあまり出さないというお話がありましたが、「このあたりのもの」と冒頭で名乗る太郎冠者や次郎冠者に代表される世間代表の名前のない人々と違い、『朝比奈』に登場する「朝比奈三郎義秀」は実在の人物です。狂言の場合、この実在の人物という要素は、なにか影響があるのでしょうか?

 

中村:やはりお能の場合は、お客様もある程度深い段階まで人物の背景を知っていた方がより楽しめます。たとえば『平家物語』なども、この人物がこの後どうなるのか、結末まで知った上でその部分を観ると、深みが全然違うわけですね。だから人物を掘り下げれば掘り下げるほど楽しくなってきますが、狂言で固有名詞が出てくる場合というのは、ほとんどキャラ付けのためなんです。だから、朝比奈三郎も鎮西八郎も、ただ “強い人” を出したかったから、その人を使ったというだけであって、その “強い人” という以上のことは、そんなに必要じゃないんです。ある意味で、深くその人のことを知ってしまうと悲劇になっていく。悲しい劇になっていって、逆に知らない方はコメディになる、というのが鉄則としてはあるんですけど、そういう意味でも、そんなに朝比奈自身について詳しく知る必要はないと思います。萬斎先生はよく「アーノルド・シュワルツェネッガー」と例えるんですけど、とにかく “筋骨隆々で強い人が出てきた” というイメージだけあれば、お楽しみいただけると思います。その上で、演じる僕ら狂言師ではなく、原瑠璃彦先生に学者目線で解説もしていただいて楽しめる会なので、またべつの視点を加えていただけるかもしれないです。

 

――史実ではこんなことがあった人だけど、狂言ではちょっと違うね、みたいなこともあるかもしれないですね。

 

中村:だから、お能のシテ方とかは、実際にどういう土地でどういうことがあったのか、物語の舞台となった場所を本当に巡られたりすることが多いんですけど、あんまり狂言方はそういうことはしないですね。

 

 

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、今回は地謡の方と囃子方もいらっしゃるなど、ご出演者も多くなったことについて、狂言が「三遍稽古(さんべんけいこ)」と言われることについて、舞台では鏡板(かがみいた:舞台中央奥の壁)の松に神様が宿っているとされることや、来年のオリンピック・パラリンピックについてチラッと語ってくださったインタビュー後半の全文と写真を掲載します。

 

<有料会員限定部分の小見出し>

 

■(今回は地謡の方と囃子方も)飯田:前回、囃子入っていたら謡負けてたなぁ(笑)

 

■岡:狂言は「三遍稽古(さんべんけいこ)」。三遍でできないと駄目だと言われる

 

■中村:予習ってあまり良くないんです。まっさらな状態で先生の気合いを受けとめる

 

■内藤:比較的若いお客さまが多い会。一緒に育っていきたいなと思っています

 

 

<『第二回 狂言このあたり乃会』>
【東京公演】2019年8月17日(土)14:00 矢来能楽堂
お問合わせ先:万作の会(TEL:03-5981-9778)
チケット:全席指定 2,000円
一般前売発売日:7月16日(火)10:00より
お求め先:Confetti(カンフェティ)
(TEL:0120-240-540 ※携帯・PHSからはTEL:03-6228-1630(平日10:00~18:00受付))
※売切の場合、キャンセル待ちを万作の会(TEL:03-5981-9778)にて承ります

 

<関連リンク>
万作の会
http://www.mansaku.co.jp/index.html
中村修一 FaceBook
https://www.facebook.com/KyogenShuichiNakamura/

 

 

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(写真左から)内藤連さん、飯田豪さん、岡聡史さん、中村修一さん=撮影・伊藤華織

(写真左から)内藤連さん、飯田豪さん、岡聡史さん、中村修一さん=撮影・伊藤華織

 

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<筆者プロフィール>達花和月(たちばな・かずき) ひとりの俳優さんとの出会いがきっかけで、二次元二次創作界の住人から演劇沼の住人に。ミュージカルからストレートプレイ、狂言ほか、さまざまな作品を観劇するうち、不思議なご縁でライターに。熱っぽく自らの仕事を語る舞台関係者の“熱”に、ワクワクドキドキを感じる日々。 ⇒達花和月さんの記事一覧はこちら

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