「本当に、みんなハマり役」『東京ラブストーリー』、笹本玲奈・夢咲ねね(下) | アイデアニュース

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「本当に、みんなハマり役」『東京ラブストーリー』、笹本玲奈・夢咲ねね(下)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2022年11月20日

2022年11月27日(日)に東京建物Brillia HALLで開幕するミュージカル『東京ラブストーリー』に、赤名リカ役で出演する笹本玲奈さんと関口さとみ役で出演する夢咲ねねさんのインタビュー、後編です。「下」では、お互いの印象について、キャストがハマり役だと思ったということ、恋愛や人生設計についてなどについて伺った内容と、お客さまへのメッセージを紹介します。

笹本玲奈さん(左)と夢咲ねねさん=撮影・岩村美佳
笹本玲奈さん(左)と夢咲ねねさん=撮影・岩村美佳

ーーお二人は初共演になりますが、この機会に、お互いにお話ししたいことはありますか?

笹本:私は結構、宝塚のときの舞台も観ていて。

夢咲:えー!

笹本:ものすごく顔が小さくて、スタイルがいい美女がいるなと最初に釘付けになったんです。退団されてからの舞台もたくさん拝見していて、すらっとしていて、その透明感に目が釘付けになりました。

夢咲:私は『ミー&マイガール』のサリーちゃんがすごく印象深くて、パワフルで元気で、ひまわりみたいな女優さんだと思っていたんです。『ミス・サイゴン』のキムも拝見しましたし、『マリー・アントワネット』では、マリーの子どもたちに接する母性がすごく素敵で。

笹本:ありがとうございます。

夢咲:「玲奈ちゃん」と勝手に呼んでいたのですが、玲奈ちゃんはこういう顔も持っているんだなと、とても意外でもあり、素敵な一面だと思っていました。女性として素敵に成長され、歩まれているのだなと。

ーーそのおふたりが赤名リカと、関口さとみを演じることについて、どう感じていますか?

笹本:ドラマだと、さとみは嫌な女の代名詞みたいになっていましたよね。

夢咲:私も唇を噛み締めながらドラマを観ていました(笑)。

笹本:でも台本を読んで、さとみみたいなところは自分にもあると、共感できた部分があったんです。みんなが、それぞれに切ないし、頑張っているし、嫌なキャラクターが出てこなくて、そこが一番よかったな、と思いました。

リカとさとみは、そんなに大きな絡みなどもなく、恋愛のライバルではありますが、ひとりの人間としてお互いをきちんと認め合っている感じなのだと思います。それぞれの人間性を認めているからこそ、最後の選択をできるのだろうし。

ーーそれを夢咲さんが演じられることについては、いかがですか?

笹本:読み合わせをしたときに、ねねちゃんだけではなくて、完治も三上も含め3人がぴったりすぎて、もう出来上がってるじゃん!と思いました。あて書きかなというくらい。

夢咲:私も、同じことを玲奈ちゃんに思ってる。本当にハマってた(笑)。

笹本:1幕の読み合わせのあとに、カッキー(柿澤さん)に「みんなハマり役じゃない?」ってポロッと言ったんです。それくらい、リカなのか自分なのかも、やっていて分からなかったし、さとみも保育園の先生ということで、やさしい、女性らしい印象でした。男性が守ってあげたいと思うようなしおらしさも持ち合わせているので、本当にあて書きかなと思いました。

ーーキャスティングがとてもハマっているということですね。

夢咲:だから、本読みがめちゃくちゃおもしろく、楽しかったのだと思います。『東京ラブストーリー』の世界観に入れました。台本も出来上がっていないし、仮の本読みをしてみましょうという感じだったのに、何かが見えてしまったみたいな(笑)。

笹本:もう出来てるじゃん!みたいな(笑)。

夢咲:先ほどの話にも通じますが、リカは一見明るく、ダメージも自分で消化できる女性に見えがちですが、その明るい部分は、私が「ひまわりみたい」と言ったように、玲奈ちゃんの元気なところとマッチしていて。

でも、リカの繊細な部分が玲奈ちゃんの中から見えて。さとみと対峙する場面もあるんですが、そこの潔さ、女性のかっこよさみたいなものも、本読みの段階でもとても素敵で、玲奈ちゃんのリカは、現代の女性が目指すところに通じるのではないかと思いました。

ーー自立している、みたいなところですか?

夢咲:昔のドラマでも、今、私が観てもおもしろいと思ったのは、リカにそういう部分があるからだと思いますし、玲奈ちゃんからそこをより感じ取れて、「現代、2022年に生きる女性の代名詞」みたいなところがぴったりだと思いました。本読みがとても楽しかったです。

笹本:本当に楽しかった。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、恋愛や人生設計についてなどについて伺った内容やお客さまへのメッセージなどインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■笹本:リカの潔さには、自身と重なる部分がある。30歳くらいの頃、一気に断捨離

■夢咲:相手のことを考え、自分のことを後回しにしがち。さとみにも通ずるところ

■笹本:思いつめたら、シンプルに決断 夢咲:宝塚にいる間は、絶対に全うしようと

■笹本:「これ、いけるんじゃない?」と確信 夢咲:一緒にときめいてくだされば

<ミュージカル『東京ラブストーリー』>
【東京公演】2022年11月27日(日)〜12月18日(日) 東京建物Brillia HALL
【大阪公演】2022年12月23日(金)~25日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【愛知公演】2023年1月14日(土) 刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール
【広島公演】2023年1月21日(土)~22日(日) JMSアステールプラザ大ホール
公式サイト
https://horipro-stage.jp/stage/love2022/

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笹本玲奈さん(左)と夢咲ねねさん=撮影・岩村美佳
笹本玲奈さん(左)と夢咲ねねさん=撮影・岩村美佳

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. m より:

    とても読み応えのある良いインタビューで公演がますます楽しみになりました!ずっと応援している大好きな2人の初共演なので待ちきれなくてソワソワです。岩村さんのお写真も好きなので嬉しかったですし、アイデアニュースさんにはいつも楽しませてもらっています。玲奈ちゃんとねねちゃんにインタビューしてくださり本当にありがとうございます。

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