幾つもの国々がモザイクのように入り乱れていた時代のイベリア半島で懸命に生きた人々の姿を描く時代ロマン、NHK FM オーディオドラマ・青春アドベンチャー『悠久のアンダルス』(全10回)が、2020年7月27日(月)から8月7日(金)まで放送されることが決まり、7月1日、収録時の写真が公式ページに掲載されました。出演は、朝夏まなと、伊礼彼方、相葉裕樹、咲妃みゆ、今井朋彦、遠山裕介、桜一花、横田栄司、瑞生桜子、梶原航、酒向芳、廣田高志、常住富大、大河原爽介、大西統眞、植原星空のみなさんです。作者は、主に西洋史に取材した物語を書いておられる作家で、アイデアニュースのインタビューに登場していただいたこともある並木陽さん。音楽は日高哲英さんが、演出は藤井靖さんが担当します。ネットラジオ「らじる☆らじる」でも同時配信するほか、放送終了から1週間の「聴き逃し」配信もあります。
並木陽さんは、13世紀のグルジア王国を舞台に描いた著作『斜陽の国のルスダン』が2017年8月にNHK FM オーディオドラマ・青春アドベンチャー『斜陽の国のルスダン』の原作となったことがきっかけとなり、オーディオドラマの脚本を担当するようになった作家。2018年8月には宗教戦争の時代の欧州の学問の黎明期を描いたオリジナル作品『暁のハルモニア』が、2019年10月には十字軍の時代のコンスタンティノポリス攻防をめぐる人間模様を色彩豊かに描いたオリジナル作品『紺碧のアルカディア』が放送されました。2020年3月には藤本ひとみさんの長編歴史小説『ハプスブルクの宝剣』を原作としたオーディオドラマ『ハプスブルクの宝剣』の脚色を担当しています。
朝夏まなとさんは、青春アドベンチャーでは2018年8月の『暁のハルモニア』で主人公ヨアヒム(海宝直人さん)が憧れを抱くアマーリエ・エリーザベト役を演じ、今回の『悠久のアンダルス』では、イベリア半島に幾つもの国々がモザイクのように入り乱れていた時代のムルシア国の王族の女性、ラシーダを演じます。
伊礼彼方さんは、2018年の青春アドベンチャー『暁のハルモニア』でスウェーデン王グスタフ・アドルフ役を演じ、2019年の『紺碧のアルカディア』では将軍テオドロス・ラスカリス役を演じるなど屈強なイメージの王族や軍人の役が続いており、今回の『悠久のアンダルス』でもムルシア国と敵対するバルセロナの傭兵隊長“隻腕のダリオ”を演じます。
【『悠久のアンダルス』あらすじ】
遠い昔。地中海の西の果てイベリア半島。イスラム教徒たちがアル=アンダルスと呼んだところ。幾つもの国々がモザイクのように入り乱れていた時代。ムルシア国の王族の女性、ラシーダ(朝夏まなと)は、武勇に優れた弟の国王アル=ディーブ(相葉裕樹)を支え、内政に手腕を振るっていた。敵対するバルセロナに新たな傭兵隊長“隻腕のダリオ”(伊礼彼方)が着任したことから、彼らの運命は大きく動き始める。それはムルシアに身を寄せラシーダを姉と慕う亡命者の姫君カトルンナダー(咲妃みゆ)にとっても人生を変える出来事を引き起こす……。豊かで寛容なアンダルスの風土に誇りを持ち、大切な存在を守ろうと懸命に生きる人々の姿を描く時代ロマン。
<キャスト&スタッフ>
【出演者】朝夏まなと 伊礼彼方 相葉裕樹 咲妃みゆ
今井朋彦 遠山裕介 桜一花 横田栄司
瑞生桜子 梶原航 酒向芳 廣田高志
常住富大 大河原爽介 大西統眞 植原星空
【作】並木陽
【音楽】日高哲英
【スタッフ】
演出:藤井靖
技術:木本耕平 山田顕隆
音響効果:井上直美
<NHK-FM 青春アドベンチャー『悠久のアンダルス』>
【日程】2020年7月27日(月)~7月31日(金)、2020年8月3日(月)~8月7日(金)
【時間】午後9時15分~午後9時30分(15分×10回連続)
※ネットで同時&「聴き逃し」配信(配信期間は放送終了から1週間)
<関連サイト>
『悠久のアンダルス』公式ホームページ
https://www.nhk.or.jp/audio/html_se/se2020009.html
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