同じ“MA”の名を持つ王妃マリー・アントワネットと庶民の娘マルグリット・アルノーの運命がフランス革命の嵐の中で交錯する物語を『エリザベート』『モーツァルト!』などのミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイがロマンティックに描いた日本発のオリジナルミュージカル『マリー・アントワネット』が、2021年1月28日から2月21日まで、東急シアターオーブで上演されることが2020年8月7日、発表されました。出演は、マリー・アントワネット役が、花總まりさんと笹本玲奈さんのWキャスト、マルグリット・アルノー役が、ソニンさんと昆夏美さんのWキャストで、いずれも2018年公演からの続投。そして2018年にも出演した田代万里生さんとWキャストでフェルセン伯爵を演じるのは、『デスノートTHE MUSICAL』(2020年1月)に夜神月役で出演(村井良大さんとWキャスト)するなど話題作に次々と出演している甲斐翔真さん。事件の黒幕として暗躍するオルレアン公は、新たに上原理生さんと小野田龍之介さんがWキャストで演じます。
<ミュージカル『マリー・アントワネット』>
【東京公演】2021年1月28日(木)~2月21日(日) 東急シアターオーブ
出演:(☆は新キャスト)
マリー・アントワネット 花總まり/笹本玲奈(Wキャスト)
マルグリット・アルノー ソニン/昆 夏美(Wキャスト)
フェルセン伯爵 田代万里生/甲斐翔真☆(Wキャスト)
オルレアン公 上原理生☆/小野田龍之介☆(Wキャスト)
ルイ16世 原田優一
レオナール 駒田一
ローズ・ベルタン 彩吹真央
ランバル公爵夫人 彩乃かなみ
公式サイト
https://www.tohostage.com/ma/
<STORY>
18世紀、フランス。国王ルイ16世(原田優一)統治の下、飢えと貧困に苦しむ民衆を尻目に王妃のマリー・アントワネット(花總まり/笹本玲奈)を筆頭とする上流階級の貴族たちは豪奢な生活を満喫していた。
パレ・ロワイヤルで開催された豪華な舞踏会で、圧倒的な美しさを誇るマリーは愛人のスウェーデン貴族・フェルセン伯爵(田代万里生/甲斐翔真)とつかの間の逢瀬を楽しむ。夢のような舞踏会の途中、突然飛び出した貧しい娘・マルグリット・アルノー(ソニン/昆夏美)は民衆の悲惨な暮らしについて訴え、救いの手を求めるが、返ってきたのは嘲笑だけだった。マルグリットは貧しい人々に目もむけず、自分たちのことしか考えない貴族たちに憤りを覚え、やがて貧困と恐怖のない自由な世界を求め、フランス革命への道を歩み始める。
マリーはヘアドレッサーのレオナール(駒田一)、衣裳デザイナーのローズ・ベルタン(彩吹真央)を抱え込み、最先端のファッションの追及に余念がない。が、宝石商べメールから無数のダイヤモンドが散りばめられた高価な首飾りを売り込まれるも、国家予算が逼迫する中、さすがにその申し出は断らざるを得なかった。
同じ頃、それぞれの理由で国王夫妻を失脚させようと企むオルレアン公(上原理生/小野田龍之介)、革命派の詩人ジャック・エベール、そしてマルグリットは王妃に関する嘘のスキャンダルを流す。マリーがべメールの持っている首飾りを欲しがっていたことに目をつけたオルレアン公の権謀術数によって、かの有名な「首飾り事件」を引き起こす。やがてその波紋は広がり、王室に対する民衆の怒りと憎しみは頂点に達するが、国王夫妻には、革命への警告も耳に届かなかった。
やがて革命の波はパリにまで押し寄せ、国王一家は囚われの身となる。マルグリットは王妃を監視するため王妃の身の回りの世話をすることになる。敵対関係にあったマリーとマルグリットだったが、やがてお互いの真実の姿を見出してゆく。フェルセンは愛するマリーと国王一家を救うために脱出計画を立てるものの失敗し、一家はパリに幽閉されてしまう。
やがてルイ16世はギロチンで処刑され、最後まで王妃の傍にいた友人・ランバル公爵夫人(彩乃かなみ)も暴徒に襲われて命を落とす。マリーは公正さに欠ける公開裁判にかけられ、刑場の露と消える。今まで王妃に対する憎しみを原動力にしてきたマルグリットは、地位も、夫も、子供も、全てを奪われ、必要以上に痛めつけられている等身大の王妃を間近で見て、真の正義とは何か、この世界を変えるために必要なものは何か、自分に問いかけるのであった…。
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